ニューヨークの治安・チップの払い方

治安・チップ事情

ニューヨーク滞在を満喫するために知っておくべきことは、安全対策と貴重品などの管理方法です。問題のないステイが一番大切ですから、しっかり読んでいただきたく存じます。 ニューヨークでは常識の現地情報になります。ニューヨーク・リピーターも、以下要チェックです。

安全対策(ニューヨークの治安・所持品管理策)

治安対策は万全か?

ニューヨークで行ってはいけない場所(危ない場所)などはありません。簡単に特定することは難しいです。逆に安全な場所とガイドブックに載っているところでさえ、犯罪は起こりえます。犯罪は人がいない場所で起こります。誰も見ていないので、通報や助けを求めることもできないからです。ですからこう決めます。 「人がいない場所には入らない!」 。この1点だけ念頭に入れておけば安全といえます。賑やかな所、ひと気のある所であれば、黒人街のハーレムでもハドソン川沿いのウエストサイドでも安全だと思ってください。何か起こった時こそニューヨークの人は親切です。

盗ってくれ、といっているようなもの!?

  • 男性でよく縦長のお財布をズボンの後ろにいれている人
  • バックパックの後ろのチャックを開けたまま背負っている人。特にエスカレーターの登りなどでは、後ろの人の目の高さになるので盗られやすい。
  • お財布などはバッグの底に入れるか、バッグには必ずチャックを閉めて脇に挟んでおく。
貴重品の管理方法もご確認下さい >>
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ニューヨーカーとバッグ バッグは必ず、体のどこかで触れておく!文字通り、 “肌身離さず”ですね。ニューヨークの人をよく観察して頂きたい。椅子やベンチに座っていても、バッグは膝の上か脇で挟んでいます。バッグを横に置いてても必ず手はバッグの上にのっています。レストランなんかでは足元に置いた自分のバッグを踏んだ格好で食事をしている人もいます。立っていたら足でバッグを挟んでいます。ニューヨークに住んでるとみんな無意識のうちにこうなっちゃうんですよ…。変な習慣ですがみなさんもニューヨークでは真似してください。

チップを払う場所(ニューヨークでチップが必要なところは4ヶ所のみ)

アメリカにはチップの習慣があります。特に、ニューヨークで、”高級”がつくような場所に行くと、お金がものをいいだします。失礼な言い方になりますが、概してニューヨークの労働者はお金で上手く動かすことができますし、額で動き方が変わってきます。少し嫌な気もしますが、スマートにチップを渡すことで、しっかりとしたサービスを受けることができます。

以下では$100札を袖に通すような所はないと思いますが、ホテル内やタクシーでは、$1札が必ず必要になってきますので、毎晩ホテルのフロントで両替(Changeといいます)しておくことが大切です。以下は最低限、チップが必要とされるところ4箇所の説明になります。

ニューヨークのタクシー(イエローキャブ)

マンハッタン内での移動ならば、タクシーのドライバー・チップは$1と決めておいてまず間違いないです。他のガイドブックでどう説明されているか分かりませんが、$1がわかり易いです。

イエローキャブの初乗り運賃は$2.50と安価です。ミッドタウンからダウンタウンまでタクシーを走らせても$15もかかりません。逆に少しの距離しか走らず、金額が$4とか$5とか、少なかった場合でも最低50セント~$1あげて下さい。もしマンハッタンを出て、$10を超えるような金額になった場合は、金額の15~20%のチップを差し上げるようにすればいいです。その場合もお札であげるようにします。 お駄賃みたいな感覚。

タクシーの乗り方・捕まえるコツ >>

ニューヨークのレストラン

レストランで食事した場合、チップの計算が一番面倒だと思います。ニューヨーク旅行ガイドブックなどには、「チップは、合計金額の15%から20%」と書かれているはずです。細かい計算が面倒ですから、こうします。

レストランでのチップは、「チェック(勘定)に載っているTax(消費税)の2倍」 払う

これで、問題ないはずです。Taxの2倍というのは、ニューヨークでの消費税が8.875%ですからその2倍で、17.75%のチップを払ったことになります。もちろん、本当にプロのサービスを受けたら20%ほど差し上げます。日本ではチップを払う習慣がないため、サービスにお金を払うことが不自然かもしれません。しかし、たとえサービスが最低だったとしても、怒ってチップをあげない、ということがないように!

ニューヨークの方は、「お客様は神様」的思考を持っていません。ディッシュ(お皿)をサーブしてもらった以上、チップを払うのが常識となります。チップを払わないのならば、マクドナルドのように、自分で食事を持ってきてください、ということです。これには文化の違いだけでなく、金銭的な理由もあるようです。彼/彼女たちはチップで生活しています。レストランのウエイター/ウエイトレスの時給は、平均$9程度ですから、チップを払わないと本当に店の外まで追いかけてくることにもなりかねません。文化の違いは恐ろしいです。

なお、テーブルを奥の席や窓際などに変えてもらった際には別に$5~差し上げると良いでしょう。

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ピローチップ(枕銭)

チップはベッドサイドテーブルに置いておきます。その際、ハウスキーパー(メイド)に要望などのメモも残しておくと良いです。次の日のインスタントコーヒーを2人分多めに置いといてくれとか、クローゼットの中は開けるな、などです(Pleaseを頭に書いてください。最後にはThanksと書いとく)。枕銭は必ず置くように願います。ニューヨークのホテルのメイドはホテルにより盗みを働くところもありますが、チップをしっかりおいてあげることで少しは盗み心も働かないのでは …?

ポータレージ(ドアマンとポーター)

面倒ですが、ドアマンとポーターにはチップを別々に払わないといけません。ホテルに着くと玄関からロビーまで荷物を持つ係がドアマンです。ロビーからお部屋まで荷物を持つ係をポーターと呼びます。ポーターには、部屋の使用方法などで、よく分からないことがあったら説明を求めてください。特に空調やヒーターなど…。荷物がいつまでたっても上がってこないということもありますので、ポーターの手が空いてない時などは、荷物は自分で持って上がります。

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ニューヨークの時間・Wi-Fi事情・トイレ事情

ニューヨーク時間から日本時間を算出するコツ (時差)

皆様には、ニューヨーク行きの飛行機に乗った時点で、アメリカ東部時間(ニューヨーク時間)に時計を合わせて欲しいです。これは海外旅行をする時のコツのひとつですが、時差を考えて現地時刻に体を合わせるために行ないます。特に日本とニューヨークの時差は14時間あり、時差ぼけにかかりやすいためです。

ニューヨークとの時差上、現地で日本の時間を算出するには、ニューヨーク時間に2時間足して昼夜を逆にするだけです。 ただし、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まではサマータイム(夏時間)になるので、この間は1時間足して、昼夜をひっくり返します。日本はアメリカより半日早い時間ですからね。日本を出てNYについても同じ日です。逆に、ニューヨークから日本に戻ると日付変更線をまたぎますので次の日になってしまいます。

スマホだと右側をスクロールで見れます
ニューヨーク時間 日本時間
サマータイム(3月第2日曜~11月第1日曜) ニューヨーク時間に1時間足して昼夜をひっくり返す
冬時間(11月第1日曜~3月第2日曜) ニューヨーク時間に2時間足して昼夜をひっくり返す

ニューヨークのWi-Fi事情

ニューヨークのほとんどのホテルでは客室やロビーなどで無料もしくは別料金でWi-Fiの使用が可能です。 専用のパスワードなどが必要となる場合がほとんどですので、使用をご希望の際はフロントに聞いてみてください。

マンハッタン市内には沢山のWi-Fi無料スポットもあり、日本から持ってきたパソコンや、タブレット、携帯電話をニューヨーカーに紛れてそちらを賢く利用することもできます。

市内主要Wi-Fiスポット
  • マクドナルド各店舗
  • スターバックス各店舗
  • セントラルパーク
  • ブライアントパーク
  • ユニオンスクエア
  • バッテリーパーク
  • ニューヨーク市立図書館
  • Wi-Fiの張り紙のあるカフェなど

ニューヨークのトイレ事情

先に言っておきましょう。ニューヨークには公衆のおトイレがありません。以前は結構あったのですが、防犯目的で公衆トイレは消えました。マンハッタン内でトイレ探しにはすごく苦労します。レストランやお店なども通常は利用客以外には貸しません。ホテルを出る前や、レストランでのお食事の後には必ず行っておきましょう。万が一5番街付近でおトイレに行きたくなった場合、おトイレは56ストリートのトランプタワーの地下奥にあります。

なお、お手洗いは米語で「トイレ」とはいいませんので気をつけます。「レストルーム」、もしくは、男性なら「メンズルーム」、女性なら「レディースルーム」と言います。場所を聞く際には、「Where is —?」と聞いてください。