ニューヨークで毎年晩夏に行われるテニスの最高峰大会、USオープンテニス(全米オープン)。会場の様子や観戦の際のアドバイスをご紹介します。
クーンズ区にあるナショナルテニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)は、全米オープンテニスが行われる総合テニス施設です。メイン会場のアーサー・アッシュ・スタジアム、ルイ・アームストロング・スタジアム、グランドスタンドの他、大小約20のテニスコートがあります。
最寄り駅のMets-Willets Point駅と、一番大きな会場のアーサー・アッシュ・スタジアム、ルイ・アームストロング・スタジアム、グランドスタンドの場所を覚えておくと良いです。
23,700人を収容する世界最大のテニススタジアム「アーサー・アッシュスタジアム」の前には噴水があり、試合開始前にはゲートオープンを待つ人々で賑わいます(写真左)。
アーサー・アッシュスタジアムをぐるっとまわると、並木道のような美しい道があります(写真右)。
アーサー・アッシュの正面(駅とは反対側)の道をまっすぐ進むと、殿堂入りした有名プレーヤーたちのモニュメントがあります(写真左)。時間があれば是非行ってみてはいかがでしょうか。写真一番手前はシュティフィー・グラフ選手です。
さらに進むと、「ユニスフィア(Unisphere)」と呼ばれる地球の像があります(写真右)。記念に立ち寄ってみましょう。
USオープンテニスの会場であるナショナルテニスセンターへ向かうには、地下鉄が便利です。紫色の7番線に乗って、最寄り駅「Mets Willets Point (メッツ・ウィレッツ・ポイント)」で下車します。ナショナル・テニスセンターへの詳しい行き方を表示。
駅を降りると、会場までボードウォークが続いておりますので、迷うことはありません(写真左)。
入口でかばんの中身を全てチェックされます。 飲食物の持ち込みについては特に厳しく、つい持ち歩きがちなペットボトルなども没収されるので要注意です。
まだまだ残暑の日差しがきつい季節に行われるUSオープンテニスには、紫外線対策をしておくことをお勧めします。日傘は使えないので、日焼け止めをしっかり塗った上で帽子やサングラスなどで日差しをシャットアウトして下さい。
USオープンはトーナメント制であるため、2回戦以降の対戦日程、対戦カード、試合会場は前日または当日にならないとわかりません。目的の選手が決まっている場合は、対戦日程が決まってからチケットを購入することをおすすめ致します。
USオープンの会場のナショナルテニスセンターには、①アーサー・アッシュスタジアム(下写真右)、②ルイ・アームストロングスタジアム、③グランドスタンド(下写真左) と、3つのスタジアムがあります。
購入するチケットにより、入場可能なスタジアムの数が変わります。例えば、アーサー・アッシュ・スタジアムの指定席のチケットを購入すれば、ルイ・アームストロング、グランドスタンドの自由席にも入場ができます。チケットについての詳しい説明は以下のリンク先をご一読下さい。
いずれのコートも途中退席、途中入場が可能です。入場のタイミングは係員に従う必要がありますが、退席したい時はゲームとゲームの間に素早く出るのがマナーですので、お気をつけ下さい。
準決勝や決勝はもちろんのこと有名プレーヤーの初戦なども行われる、ナショナルテニスセンター内最大のアーサー・アッシュスタジアム。
このスタジアムで最も価値の高い席が、コートに最も近い1階席のコートサイドエリアやその上に位置するスイートルームです。これらのエリアには、もちろんチケットを持っていなくては立ち入ることができません。最高の試合を最高の席で観たいなら、1度は大金をはたいて座ってみたいもの!実際にコートサイドでファイナルを観戦した人に話を聞いてみると、「臨場感が違う。確かに高いけれど、それだけの価値があるよ」とのことでした。
会場内で売られている食べ物の種類の豊富さも、USオープンテニスの醍醐味。Food Villageと呼ばれる屋外フードコートには是非立ち寄って!例年ハンバーガーやデリフード(サンドイッチやサラダなど)以外にも、ピザやパスタ、チーズステーキサンドウィッチ、アイスクリームなどが販売されています。
Food Villageはとても混み合うので、時間に余裕を持って行くと良いでしょう。大きなモニターがあるので、食事をしながら試合観戦もできます。
またUSオープンテニスでは、アルコールも楽しめます。ビールはもちろん、カクテルも豊富。カクテルバー以外にも会場内の各所に小さなワゴンが出ているので、欲しい物を探してみて(購入時には、身分証の提示(パスポート)が求められる場合もあるので、お忘れなく!)スタジアム内にも持って入ることができるので、マティーニ片手にテニス観戦を楽しむのもおススメです!