煙に包まれたニューヨーク 焦げ臭さの中ではためく「トランプ旗」

記録的乾燥でニュージャージー、ブルックリンなど各地で森林火災

好天続きで雨が降らず、記録的な乾燥状態となっているニューヨークで11月9日、火災現場のような臭いが市内を覆いました。前日の8日夜、ブルックリンのプロスペクトパークとブロンクスのハイブリッジパークで草木が焼ける森林火災が発生しました。プロスペクトパークでは100人の消防隊員が消火活動にあたり、3時間後に消し止められました。

ハドソン川を渡ったニュージャージ州では、ニューヨークに近い地域の少なくとも5カ所で山火事が発生していました。それらの煙がニューヨークの市内ほぼ全域を包んだのです。

かすむブルックリンブリッジ

早朝、ブルックリンの自宅を出る直前に、焦げ臭さを感じ「もしかして火事か」と身構えました。自宅とその周辺では火災はおきてなくホッとしましたが、外に出ると、臭いはさらに強くなりました。また、煙がのどに影響を及ぼしていることがすぐわかり、うがいをしないと、いつまでものどが気持ち悪い状態が続きました。

かつて仕事で何度も火災現場に赴きましたが、その時の臭いを思い出しました。 ニューヨーク市危機管理局は大気汚染注意報を発令し、屋外での活動を制限するよう市民に呼びかけました。9日は快晴でしたが、少し先の景色をながめると、かんすんでいるのがわかりました。

自由の女神を見ることができるスタテン島に向かうフェリーの発着場からのブルックリンブリッジは、もやがかかったようでした。

おしゃれな5番街に街宣車

そんな中、5番街には大統領選で返り咲きを決めたトランプ前大統領を支持する街宣車4台が現れました。5番街には「トランプタワー」があります。街宣車は「TRUMP NOW」などと書かれた旗をはためかせ、「トランプタワー」の前を通過しました。

5番街は道路工事の最中で、路面の状態は悪く、車線を制限しているため渋滞も激しいです。街宣車は、運転しているドライバーには迷惑な存在でした。

遠方のビルが煙の影響で茶色く濁っている見える中、街宣車の真後ろにつけてしまった自分を嘆きました。(Mick)

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