今年の『LinuxWorld Conference & Expo』の米国東海岸開催は、これまでとかなり趣が異なる。
昨年の LinuxWorld 東海岸開催は、ボストンで行なわれたが、今年は開催地をニューヨークに移し14日に開幕する。今回のイベントは、通常の LinuxWorld Conference & Expo ではなく、呼び名が『LinuxWorld Open Solutions Summit』となっている。
名前からも分かるように、このイベントはソフトウェア ソリューションが主題だ。
今回の LinuxWorld で、大きな話題となりそうなのは、Open Solutions Alliance (OSA) の正式な立ち上げ発表だろう。OSA はオープンソース企業の新コンソーシアムで、オープンソース ソリューションの支援やマーケティング、さらには相互運用性確保などの活動を計画している。
もう1つ目立つ点は、『Linux』ベンダー最大手の Red Hat (NYSE:RHT) が、今回のイベントに公式参加しないことだろう。
Red Hat の広報担当者は取材に対し、同社の不参加理由について、昨年8月にサンフランシスコで開催した LinuxWorld に参加しなかった理由と同じだと述べた。つまり Red Hat には、ほかに資金の使い道と、自社のことを伝えるための別のイベントがあるということだ。
とはいえ、オープンソース関連で Red Hat に特別大きな話題がない訳ではない。同社は13日、ハードウェアおよびソフトウェアのシステム間で相互運用性向上を図る業界団体 Interop Vendor Alliance に参加したと発表した。Interop Vendor Alliance は、Microsoft (NASDAQ:MSFT) の主導で2006年に発足した。
Red Hat は以前から、JBoss のミドルウェア製品群『JBoss Enterprise Middleware Suite』(JEMS) について、Microsoft の『Windows』環境における相互運用性向上に取り組んでいたが、今回の Interop Vendor Alliance 参加もその路線上にある。今後 Red Hat は、Interop Vendor Alliance の活動を通じ、相互運用性をさらに拡大していく予定だ。
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